こんにちは、しろくまママです。
私たち夫婦は20代後半で自然妊娠で子どもを授かりました。
妊娠9週6日の妊婦健診で、「NT肥厚」を指摘されたんです。NT肥厚とは、胎児の首の後ろにある「透明帯(NT)」が厚くなっている状態を指します。これは、ダウン症や心臓疾患などの先天異常の可能性を高めるとされています。
この結果を聞いた時、私はとても不安になりました。NT肥厚の原因はダウン症や心臓疾患だけでなく、遺伝的要因や環境要因など様々です。そのため、必ずしも先天異常があるとは限らないと分かっていても、不安は拭い去ることができませんでした。
NT肥厚を指摘されたときの不安と検査の流れ
検査の選択
私たちは、羊水検査とNIPTのどちらも受けませんでした。
* NIPT:確定診断ではないため、最初から選択肢にはありませんでした。
* 羊水検査:確定診断にはなりますが、検査自体に0.3〜0.5%の流産リスクがあるため、見送ることにしました。
それでも「何も検査しない」という選択も怖かったため、私たちはコンバインド検査を受けることにしました。
コンバインド検査では、以下の項目を総合的に考慮して確率を算出し、カットオフ値を基準に陽性・陰性の結果が出ます。
* NT測定値
* 胎児心拍数
* 鼻骨の有無
* 妊婦の年齢や体重、既往歴
* 母体血清マーカー検査結果
私たちのコンバインド検査の結果
* 21トリソミー(ダウン症): 1/7600
* 18トリソミー: 1/10000
(参考:リスクカットオフ値 — 21トリソミー: 1/220、18トリソミー: 1/100)
カットオフ値を下回ると「陽性」(染色体異常の可能性が高い)と診断されますが、私たちは21・18トリソミーともに陰性でした。
しかし、この結果で全ての染色体異常の可能性が否定されたわけではありません。また、21・18トリソミーに関しても確定診断ではない、ということも理解していました。分子は「1」なのですから、その「1」になる可能性だってゼロではないのです。
染色体異常がなくても、出生後に何らかの病気が見つかる可能性も考えられます。
最終的な決断
様々なことを考慮した結果、私たちは出生前診断をこれで終わりにすることにしました。
決め手となったのは、染色体異常の中でも発症する確率の高い21・18トリソミーの確率が、確定診断ができる羊水検査の流産リスク(1/300)を大幅に上回っていたことです。
ただし、むくみの原因が心臓の異常である可能性も考えられるため、妊娠中期にスクリーニング検査を受けるよう勧められました。私たちは妊娠25週頃に予約を入れ、両親もひと安心している様子でした。
このまま、何事もなく育ってくれることを願うばかりです。
正解のない決断
この決断が、後になって後悔することになるのか、それとも「あの時こうしてよかった」と思うのかは、今は分かりません。
それでも、お腹の子のためにも前向きな気持ちでいたいと思っています。
無事出産するまでの経緯とその後
妊娠から出産まで
妊娠中期から後期にかけては、できるだけ規則正しい生活を心がけ、妊婦健診には必ず受診しました。
そして、予定日を2週間過ぎた頃、無事に自然分娩で出産することができました。
読んでくださる方へ
(追記:2019年に出産し、その後も健診で引っかかることなく、子どもはすくすく育っています。)
このブログにたどり着いた方は、もしかしたら私と同じような不安を抱えている方でしょうか。もし読んでくださる方がいるなら、少しでも希望を持ってもらえたら、少しでも前向きな気持ちになってもらえたら、という思いでこのブログを書いています。
「NT肥厚」なんて言葉を知らずに過ごしたかったと、毎日悔やんでいた時期もありました。同じようにこの言葉を知ってしまった方は、きっと「妊娠は継続できたのか」「どんな経過で、どんな検査を選択したのか」「出産はできたのか」「どんな子が生まれたのか」が気になるのではないでしょうか。
私が朝から晩まで「NT肥厚」「胎児 むくみ」「後頚部浮腫」などと検索していた頃、ブログなどで指摘された方の記事は見つけられても、出産後のことを書いている方はあまり見つけられませんでした。私自身も、子育てで忙しく、ブログを書いていたことすら忘れかけていました。だからこそ、出産報告のブログが少ないのかもしれませんね。
医師から告げられたこと
「妊娠初期に首の後ろにむくみがある(うちの子は最大で6mmの指摘がありました)。このNT肥厚がある子は、染色体異常や心臓に異常があるかもしれない。しかし、何の異常もなく生まれてくる子もいる」
医師からこう告げられ、そこから様々な検査を受けながら夫婦で相談しました。結果的に異常がある可能性は低くなっていき、一時は中絶も頭をよぎりましたが、その後も妊娠を継続し、出産に至りました。
予定日を過ぎて、約3000gで生まれてきてくれたわが子には、奇形はありませんでした。元気に産声をあげて生まれてきてくれたんです。
入院中に受けた、生まれたばかりの子が受ける耳の聞こえの検査や代謝スクリーニングの検査もクリアしました。普通の赤ちゃんと同じ経過をたどっています。小児科の先生が産後の入院期間中に念のため心臓のエコーも行ってくれましたが、心臓に穴があいているなどの問題はありませんでした。
現在、3ヶ月検診でも発達や発育に問題なく、生後半年ほどになりました。「可愛い」という概念が覆るほど可愛いわが子の、子育てに奮闘する日々を送っています。悩んでいた日々が嘘のようです。
今でも妊娠初期のあの不安を思い出すことがありますが、今こうして子どもを抱きしめられることをとても幸せに思います。
まとめ
妊娠初期にNT肥厚を指摘されたときは、とても不安になると思いますが、必ずしも先天異常があるとは限りません。羊水検査やNIPTなどの検査を受けることで、先天異常の可能性をより正確に判断することができます。
また、もし先天異常だった場合でも、治療法は日々進歩しています。子どもの将来がどうなるのかという不安は、誰もが抱えるものです。しかし、不安に押しつぶされないように、周囲の人にもサポートしてもらいながら、前向きに妊娠生活を送りましょう。
私が伝えたかったこと
色んなケースがあると思うので、簡単に言えることではありませんが、かつての私が必死に検索した言葉を、今の私が発言することで、誰かの助けや救いになればと思っています。
「妊娠初期にNT肥厚を指摘されましたが、無事に出産しました」
私の場合、調べれば調べるほど「NT肥厚があっても大半は何の異常もなく産まれる」ということが信じられませんでした。悪い想像ばかりしてしまって……。
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これらの言葉に悩まされている方へ。お気持ち痛いほどよく分かります。
応援しています。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
妊娠初期は、妊娠自体を報告できる人が少ないのに、この相談ができる人はさらに少ないですよね。もし今、そのような方がいらっしゃったら、ぜひコメントをください。お話を聞くことができます。
また、同じように出産できた方もコメントをいただけると、それがまた誰かの助けになるかもしれません。どうぞよろしくお願いいたします。
ホッと一息、心安らぐ時間のお供に
妊娠中は、体の変化や初めてのことに直面して、心も体もデリケートになりがちですよね。不安な気持ちを抱えているときこそ、少しでもリラックスできる時間を持つことが大切です。
私も妊娠中、よく飲んでいたのがアーマッドティーのカフェインレスアールグレイでした。カフェインを気にせず、本格的なアールグレイの香りを楽しめるので、ホッと一息つきたい時にぴったりなんです。
香り高い紅茶は、心を落ち着かせ、前向きな気持ちをサポートしてくれますよ。もし、妊娠中の飲み物選びに迷っていたり、リラックスできる時間を見つけたいと思っているなら、ぜひ一度試してみてくださいね。
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