りんご病になっちゃった!大人の私が経験した症状と辛さ、そして乗り越え方

今回は、最近私がかかった「りんご病」について、その経験を皆さんにお話ししたいと思います。

「りんご病」というと、子どもの病気というイメージが強いかもしれませんが、大人がかかると意外と大変なんです…。

私の体験が、今まさにりんご病と闘っている方や、もしかして?と不安に思っている方の参考になれば嬉しいです。

 

りんご病とは?

「りんご病」という可愛らしい響きの病名、一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。正式名称は**伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)**といい、主に子どもに多く見られるウイルス性の感染症です。

この病気の一番の特徴は、なんといっても頬がリンゴのように真っ赤になる特徴的な発疹! 最初は顔から始まり、その後、手足にもレース状や網目状のまだらな発疹が広がることが多いです。個人差はありますが、発疹の出方は非常に特徴的なので、一度見たら忘れられないかもしれません。

原因となるのは「ヒトパルボウイルスB19」というウイルスです。感染経路は主に、感染者の咳やくしゃみなどで飛び散る飛沫を吸い込んだり、ウイルスが付着した手で口や鼻を触ったりすることによる接触感染です。

発疹が出る数日前からが最も感染力が強い時期とされており、この時期は風邪のような症状(微熱、だるさ、関節痛など)が出ることがあります。やっかいなことに、発疹が出た頃にはすでに感染力はほとんどなくなっているため、発疹が出てから病気に気づくことが多いのです。

風邪と異なる部分として、せき、鼻水、喉の痛みの症状が無いことが特徴です。

通常、りんご病は大きな合併症を引き起こすことは少なく、発疹も数日で消えることが多いですが、まれに発疹が消えた後も、日光に当たったり、お風呂で体が温まったりすると再び赤みが増すことがあります。

もしお子さんやご自身に「これって、もしかしてりんご病かな?」と思うような症状が見られたら、まずは医療機関を受診して適切な診断とアドバイスをもらうようにしましょう。

 

私のりんご病、こんな症状でした

まず、私が経験した症状について具体的にご紹介します。

* 初期症状:風邪かな?と思ったら…

はじめに強烈なだるさを感じました。発症から1日で発熱があり、最高は38℃まで上がりました。

* 特徴的な発疹と痒み

その後、腕と足全体に斑模様の発疹が現れ、これがかなり痒かったです。特に辛かったのはこの痒みで、かくと余計に痒くなるので、冷やしたりしましたが、なかなか治まりませんでした。

 

実際の足(ふくらはぎ)の写真はこれです。

このように斑模様に全体的に発疹がでており、痒みを伴います。

 

* 倦怠感と手足の腫れぼったさ

倦怠感が強く、手足が腫れているような感覚もありました。大人がかかると辛い理由は、子供よりもそれぞれの症状が重いことにあると思いました。ただし、私の場合は事務仕事はこなせるレベルの倦怠感だったので、特に休むことなくいつも通りの日常を過ごしていました。

* 特徴的な関節痛

私は、発症四日目くらい、発疹が出た後くらいから関節痛を感じました。

立ち上がったり、歩いたりするときに、痛みがあり、インフルエンザの時のようでした。

 

病院での診断と、医師からのアドバイス

腕と足全体に発疹が出たため、はじめはアレルギーかと思って受診しました。

* 受診のきっかけと診断

最近、子供がりんご病にかかっていたこともあり、すぐに「りんご病」と診断されました。診断名を聞いたときは、症状と一致していたため、納得しました。

* 特効薬はなく対処療法が基本

医師からは「特効薬はない」と告げられ、対処療法しかないとのことでした。具体的には、痒みが強ければかゆみ止めの塗り薬を塗ること。そして何よりも安静にすることの重要性を説明されました。安静にしないと、血行が良くなって痒みが強くなるとのことです。

りんご病にはワクチンがなく、子供の頃に一度でもりんご病にかかった人は、免疫がつくので、大人でもかからないそうです。

 

私が実践した「りんご病との向き合い方」

特効薬がない中、私が症状を和らげるために工夫したことや、過ごし方をご紹介します。休める人はしっかり休んだほうがいいです。私は事務仕事ということもあり、平日は普通に働いていました。

* 体調管理のポイント

食欲は低下していましたが、基本的には食べ物は気にせず食べてもいいらしいので、最低限の食事はとっていました。刺身なども普通に食べていました。水分もこまめに摂るように心がけました。

* 十分な休養を取ることの重要性

身体を動かすと血行が促進されて痒みが強くなるため、安静に過ごすことは非常に大切だと実感しました。

* 熱や痛みへの対処法

頭痛や発熱、関節痛の症状がありましたが、これらに対しては、ロキソニン(解熱鎮痛剤)で対応しました。市販で買うよりも、病院で処方される方が、有効成分の含有量が多いとのことなので、病院受診がおすすめです。

 

 

* 痒みへの対処方法

痒みが、一番嫌でした。看護師の妻の助言もあり、色々試しましたが、その中でも効果的だったのが、柔らかいクール枕で患部を冷やすこととです。また、妻には反対されましたが、患部にかゆみ止めのムヒを塗ってみたら、スースーして、かなり痒みが抑えられました。自己責任で、一部分から試してみましたが、かなり効果的でした。

 

 

* 気分転換の方法

痒いことから気を逸らすために、YouTubeを観たり、読書や映画鑑賞をしたりと、無理なくできることで気分転換を図ることが有効でした。

* 家族や友人からのサポート

もし家族や友人からのサポートが得られるなら、積極的に頼ることも重要です。

* 症状が長引いたときの心の持ちよう

発熱の後、発疹は3日ほどひどい状態が続き、その後徐々に引いていきました。長い戦いなので、「まだかまだか」と不安に思いますが、この発症スパンを知っていることが大切だと感じました。

 

りんご病を経験して感じたこと、伝えたいこと

「たかがりんご病」じゃない!

私の場合は、発疹と痒みが本当にきつかったです。

* 大人がかかると症状が重くなる可能性

子供よりも大人のほうが症状が重くて、長引く傾向なのかなと感じました。

* 周りの理解の大切さ

倦怠感は、周囲の人には理解してもらいにくい症状ですが、りんご病の倦怠感は決して軽くありません。周りの人にりんご病を理解してもらうことが大切です。

* とにかく「無理は禁物」

無理はせず、しっかり休むことが何よりも大切です。

* 回復までには1週間くらいはかかる

1週間くらいは戦う覚悟が必要だと思ってください。焦らず、自分の体を一番に考えることが重要です。

* 早めの医療機関受診を推奨

「おかしいな?」と思ったら、早めに病院を受診して細かく症状を伝えましょう。対処療法でも、薬で症状を抑えられるので、かなり楽になりますよ。早めの受診がおすすめです。

* 周りへの感染拡大を防ぐための注意点

感染予防には、飛沫感染、経口感染が多いとのことなので、普通の風邪と同じように、マスク着用や手洗いうがいが大切です。

おわりに

りんご病は辛い病気ですが、きちんと向き合えば必ず回復します。私の体験が、今、病気と闘っている方や、これからかかるかもしれない方の不安を少しでも和らげることができれば幸いです。

皆さんもどうぞ、ご自身の体を大切にしてくださいね。

 

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