育児本は結局綺麗事?毒親から脱するための実践に役立つ方法

 

子育て中のイライラ・怒りとの向き合い方:ワンオペ育児で試したリアルな対処法

こんにちは、北のしろくまママです。

子育てで迷ったとき、困ったとき、そして辛いとき。どうしたらラクになれるんだろう?何に助けを求めればいいんだろう?

できることなら、お子さんと物理的な距離を取るのが一番だと思います。でも、パパも仕事で忙しくて家にいない、他に頼る人もいない。ワンオペ育児やアウェー育児が当たり前の今、そんな状況の方は本当に多いのではないでしょうか。

でも、大人一人で子どもと向き合い続けるのは、かなりの負担ですよね。私自身も、本やインターネットで「どうにか良い方法はないか」と調べては実践していました。

私が試して「しっくりこなかった」方法

よくあるアドバイスとして、以下のようなものがあります。

* 「イラッとした時に深呼吸しましょう、そうすれば怒りがおさまるはずです」

* 正直、実践できた人、本当に効果があった人がいるのか、今でも疑問です(笑)。

* 「どんなに激しい怒りでも6秒待てば感情のピークが過ぎて乗り越えられる」

* 6秒の間も激しい泣き声や叫び声が聞こえていても効果があるのでしょうか? さらにイタズラなどが加速していたらどうでしょう?

* 「悪いことをしたり言ったりしたら、どうしてそうしたのか考えて聞いてみる、共感してみる」

* これは効くときと効かないときがありました。効かなかった時には、「共感してやっただろうがー!」と逆にイライラしてしまったことも(笑)。

* 「与えるから見返りを求めてイライラする、与えないのが一番」

* 子育てで「与えない」なんてできますか? 恩着せがましく思っちゃいけないとは分かっていても、「私はこれだけしてやってるのになんでー!」といつも怒っていました。自分は「毒親」なんだろうか、とさえ思いましたね。

特効薬のようにいつでもどんな時でも効く方法はないのだろうと理解していますが、当時の私にはしっくりくる方法は見つけられませんでした。

私が実践して効果を感じた「リアルな」対処法

でも、場数だけは踏んでいますから(笑)。効果があったものをいくつかご紹介します。親も子も十人十色なので、どれか実践できて、どれが効果があるかは分かりません。どれか一つでも皆さんの助けになれば嬉しいです。

* 「○○ちゃんって子どもなの?!」と声に出す

* 「子どもなんだから仕方ないか」と思うために、あえて言葉にして自分に言い聞かせます。

* 「なんで○○なんかしたの!」と言いたいのをぐっとこらえ、「なんで○○したのかな?」と聞く

* 問い詰めるのではなく、理由を知ろうとする姿勢を見せるように意識しました。

* 怒った後、注意した直後、たとえ全く良くない状況だったとしても「まあいっか」と言ってみる

* 気持ちを切り替えるきっかけになります。

「怒ったフリ」のススメ

特に私がよく使うのは、本格的に怒り出す前の冷静な段階で、本格的に怒ったフリをする方法です。

子どもも親の顔色をしっかり見ていますから(顔色を伺う子どもにしてはダメ、という意見もあるかもしれませんが……)。親が「まずい」と思って言動が落ち着けば、自分が本格的に怒った興奮状態ではないので、すんなり許すことができます。

怒るのを我慢して、我慢して、我慢して、我慢しきれずにブチ切れてしまった後では、子どもがたとえ落ち着いたとしてもなかなかすぐに許すことはできません。だからこそ、まだ自分に余裕があるうちに怒ったフリをして、子どもの出方を伺いましょう。

「親も人間」という視点

以前、何かで読んだ文章がとても心に残っています。

「社会は理不尽なことに溢れている。一番はじめに経験するのは『家族』という社会。親も疲れているとき、機嫌が悪いとき、我慢できないときがあることを、社会勉強だと思って子どもに経験させましょう。」

「親だから全てを子どもの全てを受け入れないと。家庭内くらいは顔色を伺ったりせずに伸び伸びと。」

そちらが良いのは分かっています。でも、頑張りすぎて親が辛くなったり、元気がなくなったりしては困ります。

できる時はやる、できない時もある。それでいいかなと思っています。

佐々木正美先生の『子育てお悩み相談室』をご紹介

子育て中のイライラや自己嫌悪、そして「どうしたら良いんだろう」という迷いは、多くの親が経験することです。そんな時に、心の支えとなる一冊として、児童精神科医・佐々木正美先生の**『佐々木正美先生の子育てお悩み相談室』**をおすすめします。

佐々木先生は50年もの間、子どもの心に寄り添い、多くの親子を救ってこられました。この本は、読者から寄せられた具体的な子育ての悩みに、先生が一つ一つ丁寧に答える一問一答形式で構成されています。

「なぜ子どもはこんな行動をするの?」「怒ってしまった自分を許せない」「他の子はできるのにうちの子は…」といった、日々の小さな疑問から深い悩みまで、多岐にわたるテーマが扱われています。先生の温かくも本質を突くアドバイスは、きっとあなたの心に安らぎと、前に進むヒントを与えてくれるはずです。

もし今、子育てで一人で抱え込んでいると感じているなら、この本があなたの「子育て暗黒時代」を乗り越えるための一筋の光となるかもしれません。


佐々木正美先生の子育てお悩み相談室

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました