NT肥厚:大きい病院へ紹介受診と出生前診断

こんにちは、しろくまママです。

前回の記事で、赤ちゃんに**首の後ろのむくみ(NT肥厚)**を指摘されたことを書きました。その1週間後の再診でもむくみが変わらなかったため、大きな病院を紹介されることになりました。

専門医による再検査へ

指定された日は、朝早くから大きな病院へ。NTの計測は非常に難しく、赤ちゃんの向きや角度によって見え方が大きく変わるため、NT計測の専門資格が存在します。今回は、その資格を持つ先生に診ていただけることになっていました。

初診ということもあり、午前中いっぱいかかるとのこと。多くの患者さんで溢れる病院の受付を済ませ、産婦人科へ案内されます。周りには、順調で健康そうな妊婦さんがたくさんいました。妻は、そんな幸せそうな様子を見るたびに、「こんな心配を抱えているのは自分だけだ」と感じ、少し悲しくなったそうです。

驚きの結果と医師の言葉

そんな待ち時間を過ごし、ついに私たちの番がきました。紹介状を見た先生は、「気になると思うから早速みましょうか」と、すぐに経腹エコーをしてくださいました(初めての経腹エコーでした! NTを測るのには経腹が正しいそうです)。

「頭からお尻までの大きさは週数相当だね」

「心臓も動いているね」

そして、先生の口から信じられない言葉が続きます。

「……むくみは2.5mmくらいだね」

「えっ!昨日より小さい!半分くらいじゃない!」

心の中でそう叫びました。続けて先生は、

「聞いていたよりも全然元気だね」

「もう自分のところに受診に来る頃には亡くなっているかも、とさえ思っていたよ」

「えー!そんなに悪かったの?!」

「確かにむくみはあるけど、普通に妊婦健診に来ていたらわからないかもしれないレベルだよ」

「普通の妊婦健診に戻っていいレベルだね」

しかし、先生は付け加えました。

「ただ、心臓の異常でむくみがあった可能性もあるから、中期に心臓のスクリーニング検査は受けておくと安心だよ」

安堵の涙、そして新たな選択

私たちが思っていたよりも、ずっと、ずっと、ずーっと良い結果でした。妻は安心と嬉しさで、涙が止まらなかったそうです。

先生からは「心配なら出生前診断もできますよ」と言われ、妻は思わず「やった方がよいですか?」と尋ねました。しかし、先生は「医者は『やらなくて良い』とも、『勧めることも』できない」とのこと。

私たちは、これまでの結果を受け止め、夫婦でこれからどうするかを決めなければなりません。生まれる前から、親になるための試練が山積みなのだと痛感しました。

出生前診断。倫理的に問題になっていることは知っていました。まさか自分たちが、出生前診断を考える日が来るとは、夢にも思っていませんでした。

 

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