こんにちは、しろくまママです。
以前から、このブログではNT肥厚に関する記事が特に多くの方に読んでいただいています。そこで、私の個人的な見解や実体験をさらに詳しくお伝えすることで、今悩んでいらっしゃる皆さんのほんの少しでもお役に立てればと思い、筆をとりました。
NT肥厚とは何か?— 私なりの解釈
さまざまなサイトで調べた結果を、私なりに簡単にまとめると、**NT(Nuchal Translucency:胎児頸部浮腫)**は「首の後ろのむくみ」と表現されることが多いです。このむくみの厚さが大きいと、ダウン症などの染色体異常のリスクが上がるとされています。
一般的に、NTの正常値は3〜3.5mm未満と言われています。しかし、たとえ5〜6mmあったとしても、約50%の赤ちゃんは何の異常もなく生まれてくるというデータもあります。
NT計測の難しさと資格の重要性
NTの計測は非常に難しく、FMF(The Fetal Medicine Foundation)によるNT計測国際資格というものが存在するほどです。さらに、正確な計測には、このFMF資格を持つ医師が妊娠11週〜13週頃に計測するという条件もあります。
この数値は、たった1mm違うだけで、安心したり不安になったりと、妊婦の心を大きく揺さぶります。妊娠によるホルモンバランスが崩れている状態では、なおさらこの1mmに一喜一憂してしまうものです。
冷静になって考えてみれば、5〜6mmの場合でも約50%もの赤ちゃんに異常がないのですから、何の異常もない確率の方が高い、とも言えますよね。
しかし、当時の私は、その高い確率の方をインターネットやブログで見つけることができず、ただただ不安でした。だからこそ、何の異常もなく出産できた私のケースを、皆さんに詳しくご紹介したいと思います。
私のNT計測値の大きな差—クリニックと大学病院での経験
私の場合は、通っていたクリニックでの診察と、大学病院での再診で、たった1日違いにもかかわらず、NTの計測値にかなりの誤差がありました。
* 無資格の医師: 5〜6mm
* FMFによるNT計測国際資格を持つ医師: 2.5mm
「たった2.5〜3.5mmの誤差?」と思われるかもしれませんが、この差がNTの診断においては非常に大きいのです。
私はまず、近くのクリニックで妊婦健診を受けていました。
* 1回目の受診: 胎嚢を確認
* 2回目の受診: 心拍を確認
* 3回目の受診: NT肥厚を指摘(FMFによるNT計測国際資格を持たない医師による)
この時、大きい病院を受診するように勧められました。
そして、その翌日に大学病院を受診しました。そこで診察してくださったのは、FMFによるNT計測国際資格を持つ医師でした。
その医師に2.5mmと言われた時、私はエコー中に泣いてしまうほど、安心して、嬉しくて涙が出ました。この時のことについても、以前のブログ記事で詳しく書いていますので、よろしければそちらもご覧ください。
最終的な診断と出産
私の場合、資格を持つ医師とそうでない医師とでは、NTの計測値にかなり差がありました。
結果として、NTは5〜6mmと言われたこともありましたが、最終的には2.5mmとの診断で、その後、何の異常もなく出産することができました。
私たちのケースのように2.5mmより小さい方もいれば、同じくらいの方、5mmの方、8mmの方、10mmの方など、様々な方がいらっしゃると思います。
この情報が、今不安を抱えている誰かの参考になることを願っています。
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