NT肥厚|出生前診断への葛藤:喜びから不安のどん底へ

 

こんにちは、しろくまママです。

妊娠したというハッピーな気持ちから一転、**NT肥厚(胎児の首の後ろのむくみ)**を指摘され、悲しみのどん底に突き落とされました。まさか自分が、出生前診断に関わることになるとは夢にも思っていませんでした。

突然突きつけられた選択と検査の種類

もともと、出生前診断を受ける気なんて全くありませんでした。しかし、普通の妊婦健診のエコーを受けただけで、唐突に判断を突きつけられたのです。

出生前診断には大きく分けて二つの種類があります。

 * 確定診断ができる検査

 * 非確定的な確率を出す検査

「確率」と言われても、確定って難しいですよね。必ず分子は1以上になるわけで、その「1」が自分かもしれないと思うと、分母の桁によっては、かえって不安を煽るだけになりかねません。

確定診断のジレンマと流産リスク

「じゃあ、確定診断ができる検査にすればいい!」

そう思いますよね? しかし、それがまた難しいんです。その検査には、流産のリスクがあるのです。確定検査による流産のリスクは1/300と言われています。場合によっては、確定診断ができる検査の流産確率の方が高いということもあり得るのです。

両親の意見と尽きない不安

私たち夫婦は、お互いの両親にそれぞれ相談しながら考えました。両親は「安心するために受ければいい」と言ってくれましたが、心の中では「いやいや! 結果が悪かったり、微妙な結果で安心できなかったらどうするんだ!」と思っていました。

ネットで検索しまくってしまうのも、結局は安心したいからなのに、余計に不安になってしまう。まさに「知りたいけど知りたくない」というのが、この時の私の正直な気持ちでした。

親としての決断とゴールのない迷路

やはり最後は、この子の親である夫婦で決断せねばなりません。

検査を受けるか受けないか。決めたとして、結果が出たらどうするか。何をもって安心とし、何をもって次の検査に進むのか。中絶する気はあるのか。中絶なんて選択肢を作った時点で親失格ではないのか。

様々なこと、様々な可能性を考えなければならず、まるでゴールのない迷路の中にいるようでした。

 

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