​NT肥厚シリーズ:第1話(1/5) ​NT肥厚と診断された日:夫婦を襲ったどん底の不安

こんにちは、しろくまママです。

​このブログを読んでくださっているあなたは、今、深い不安の中にいるかもしれません。私たち夫婦も、数年前まで同じ場所にいました。妊娠した喜びから一転、**「首のむくみがある」**という言葉で、まっすぐにどん底に突き落とされたあの日。

​当時は、ネットで検索しては一喜一憂し、何の情報が正しくて、何が誤っているのかさえ分からない日々でした。でも、この経験は決して無駄ではありませんでした。同じように悩んでいる誰かの助けになればと思い、当時のことを、ありのままに書きたいと思います。

​待ち望んだ妊娠、そして順調だった初期

​夫婦二人での旅行などを存分に楽しみ、「そろそろ子供が欲しいね」と思っていたタイミングでの妊娠でした。不妊なども心配していたので、喜びもひとしおでした。

​当時、私たち夫婦は共に20代後半。決して若い方ではないけれど、染色体異常や出生前診断とはまだまだ無縁だと思っていました。

  • ​市販の妊娠検査薬で陽性
  • ​初回受診で胎嚢確認
  • ​2回目の受診で心拍確認

​ここまでは、すべて順調に進んでいました。

​突然の宣告:首の後ろにむくみがある

​心拍確認のエコーが終わり、「これで終わりかな」と私が思ったその時、エコーはなかなか終わりませんでした。そして、先生から告げられた言葉は、私たちをどん底に突き落とすものでした。

​「首の後ろにむくみがある」

​「5〜6mmくらいですね」

​「NT肥厚かシスティックヒグローマの可能性がある」

​「奇形はないけれど、染色体異常の可能性があります」

​「この話をすることは年に一人いるかいないかです」

​「むくみがあっても正常に生まれる子もいます」

​尽きない不安と長い一週間

​一気にどん底に突き落とされたような気分でした。

​それから私は、「NT」や「染色体異常」について、インターネットなどで調べては落ち込む日々が続きました。色々な情報に一喜一憂し、精神的にかなり不安定な状態でした。

​再診は1週間後。これほど長く、辛い一週間は、今までの人生でなかったかもしれません。

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