こんにちは、しろくまママです。
これを読んでくださっているということは、同じような境遇でまさに不安でいっぱいの方やこれから抜歯を控えている方でしょうか。そんな方たちが不安を軽くしたり、抜歯するか否か選択する助けになればと思います!
私は看護師ですが、口腔外科での経験はなく、抜歯に関してはほとんど無知でした。なんの疑いもなく、若いうちに抜歯しようと勧められるまま、第二子が1歳となり、断乳したタイミングで抜歯しました。
「100人に1人」の神経麻痺はなぜ起きる?
私の親知らずはまっすぐ生えていましたが、完全に頭が出ていたわけではなく、奥のほうが少し埋もれているくらいでした。医師からはレントゲン画像をみながら、親知らずの隣の歯と少し重なって見えるから、抜くのが少し大変かも、歯を分断しないと抜けないかもと説明を受けていました。
しかし、歯科医師は抜歯前に、「この顎にそって太い管(下歯槽神経)が見える」ことや、神経麻痺のリスクについて、詳しく説明してくれませんでした。後から分かったことですが、このリスクはレントゲン画像から事前に予測できるものだったのです。
抜歯中の強烈な「ビリビリ」の正体
抜歯中、引っ張ってもなかなか抜けない状況が続きました。歯科医師は、歯を分断して抜くことに切り替えたようでした。その最中、麻酔が効いているはずの左下の唇に「ピリピリ」という感覚が走った次の瞬間、「ビリビリビリビリッッ!!!」という強烈な痛みが走りました。雷に打たれたような衝撃でした。
後から医師に説明されたのは、下歯槽神経に触れたことで痛みがあったということ。麻酔が効いていないのではなく、神経そのものに物理的な刺激が加わったためだと考えられます。看護師として、これは麻酔が効きづらい神経があることや、無理な抜歯が神経損傷につながるという、医学的な知見と一致するものでした。
【体験者が語る】抜歯後の不安を解消する2つの方法
抜歯後、麻酔が切れるにつれて抜歯部の痛みとともに強烈な痺れを自覚しました。
1. 不安の可視化
抜歯後も続く痺れに、「このままずっと治らないのでは?」という絶望的な不安に襲われました。「抜歯 痺れ」「抜歯 神経麻痺治らない」と検索しまくり、不安の渦に巻き込まれました。この不安の正体は、**「不確実性」**です。医師から十分な説明を受けていれば、この不安のほとんどは避けられたはずでした。
2. データの整理と行動
ネットで得た情報を冷静に整理しました。「だいたいの人が2週間で治る」「一生残る人もいる」というデータを突きつけられ、漠然とした不安が具体的なリスクとして認識できました。
この経験から、抜歯を控えている方には以下の行動をおすすめします。
【結論】後悔しない親知らず抜歯のための「方程式」
親知らずの抜歯は、ただの歯科治療ではありません。それは、リスクとベネフィットを天秤にかける、小さな「手術」です。後悔のない選択のためには、以下の3つのステップが不可欠です。
- 情報収集の最適化: 抜歯前に、レントゲン画像を基に「リスク」について医師から詳細な説明を求める。
- 医師との対話: 不安な点や疑問は、納得がいくまで質問する。
- セカンドオピニオン: リスクが高いと判断された場合は、複数の専門医の意見を聞く。
このシンプルな方程式が、後悔のない選択へと導いてくれるでしょう。
**追記:**私の場合は、術後、痺れが続く不安な日々を過ごしましたが、一カ月程度で麻痺は完全になくなりました。この経験が、同じ不安を抱える方の希望になれば幸いです。
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