【理系パパの固定費論】人生の『負債』を減らす、最強の自動化された節約術

人生の化学方程式
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​こんにちは、しろくまパパです。

​「毎月、給料が入っても、あっという間に消えていく…」

​「気づけば、何に使っているか分からないお金が多すぎる…」

​もしそう感じているなら、それはあなたの家計に、知らず知らずのうちに「静かに資産を蝕む『負債』」が積み重なっているサインかもしれません。

​固定費は、一度設定すると自動的に引き落とされ続けるため、まるで終わりなき借金のように、あなたの家計を蝕みます。しかし、この負債は、論理的な思考で効率的に減らすことができます。

​この記事では、私が実践している固定費の削減術を、誰でも真似できる3つのステップで解説します。

​単なる節約方法ではなく、あなたの家計を根本から改善するための、問題解決のプロセスを一緒に見ていきましょう。

​まだ【最初に読むべき記事】 お金の悩みを論理的に解決する『お金のロジックツリー』を読んでない方は、先にこちらをご覧ください。

ステップ1:家計の『無駄』を可視化する

​まずは、感情に流されず、あなたの家計に潜む「無駄」の正体を論理的に把握します。

​家計簿は単なる記録ではありません。それは、あなたの支出というデータを分析し、無駄な負債を炙り出すためのツールです。

まずは​理系脳で「家計の無駄」を見える化する。忙しい子育てパパの家計簿管理術の記事を読んで、家計簿をつけてみましょう。家計簿のEXCELファイルをダウンロードして実践することができます。

​このステップで、あなたの家計のどの部分に『負債』が隠れているか、全体像を把握できます。

ステップ2:支出を固定費と変動費に分類する

​家計全体が見えたら、次は支出を「論理」で分類します。

​私が推奨する方法は、「一度見直せば自動的に効果が続く」固定費から手をつけることです。

​なぜ、固定費から取り組むべきなのか?

​変動費(食費や交際費)の節約は、日々意識し続けなければなりません。それは、時間と労力という、あなたの貴重な『資産』を消費する活動です。

​しかし、固定費は違います。一度見直せば、あなたは何もせずに、毎月自動的に節約効果を得られます。これは、最小限の労力で最大の効果を得るという、理系的な合理性に基づいた戦略です。

​ステップ3:最も効果の高い負債から削減する

​それでは、具体的にどの固定費から手をつけるべきか。ここでは、金額が大きく、削減効果が継続する主要な項目を、論理的な視点から解説します。

​住居費:人生最大の負債をどう減らすか

​「賃貸か持ち家か」という議論は、感情に流されがちです。しかし、この決断も「リスク」と「リターン」という論理で分析すれば、あなたにとっての最適解が見えてきます。

​賃貸の場合の『負債』削減法:

​家賃交渉: 退去リスクというデメリットと、交渉が成功した場合の家賃削減というメリットを比較しましょう。大家さんの立場としては、空室リスクは避けたいという気持ちもあります。家賃交渉も検討してみるとよいでしょう。私の経験談として、賃貸への入居時に家賃交渉をしたことがありますが、値下げしたばかりとのことで、断られました。ただ、過去の賃貸情報と比較して、値下げされていたので、お得感があったため入居を決定しました。

​築年数と立地と間取り: 「子育てに必要な場所」という目的を明確にし、その目的を最小限のコストで達成できる家を探しましょう。最近はリフォーム後の賃貸が増えていますから、築年数が経過した物件を選ぶことで、家賃を抑えながら、そこそこ綺麗な物件を選ぶことができます。築30年程度の物件で、リフォーム直後の内装が綺麗な物件を見つけられると、家賃もかなり安く済みますから、お得感が有ります。

​もし、持ち家と賃貸の方向性が決まっていない人は、一度【お金のロジックツリー】マイホーム購入vs賃貸はどっち?子育て世代の最適解を論理的に導くの記事を読んであなたの最適解を考えてみてください。

マイカー:本当に必要な『負債』なのか?

​車は、子育て世代にとって便利な移動手段ですが、ローン、保険料、ガソリン代、駐車場代など、想像以上に大きな固定費を伴います。

​冷静な費用対効果の分析:

​車を持たない場合、カーシェアやレンタカー、公共交通機関でどれくらいの費用がかかるかを冷静に計算してみましょう。ちなみに、マイカーを持つ場合、年間で60万円程度の出費が確定します。

我が家では、車を所有しておりませんが、理由としては、都市部在住であることと、子どもが車の匂いを気にするということもあります。

年収で60万円を上げることは簡単ではありませんが、車を持たない選択ができる人は、これに相当する利益を得る事ができます。​具体的な使用頻度とコストを比較検討することで、本当に車が必要なのかという答えが見えてきます。

もし、マイカーを持たない選択が可能な人は、年間60万円を投資へ。マイカーを持たない子育てパパの選択の記事を読んで最適解を探してみてください。

また、既に車を所有している人は、買い替えのタイミングで、どの車種に乗り換えるか慎重に検討する必要があります。どこまでが必須条件(必要経費)で、どこからが贅沢(浪費)かという境界を客観的に分析してみましょう。

​通信費:現代の生活に不可欠なコストを最適化する

​携帯料金やインターネット回線は、もはや生活必需品です。しかし、その「必需品」にかかるコストを、論理的に見直すことで大きな節約が可能です。

  • ​携帯料金: 大手キャリアの「フルサービス」という付加価値が必要か、本当に必要な分だけ支払う「格安SIM」で十分かを検討します。我が家では、日本通信のシムを契約することで、妻と合わせて月々約3,000円に抑えることができています。
  • ​インターネット回線: 通信速度という品質にどこまでこだわるかにもよりますが、我が家はPCゲームなどはせず、ユーチューブを視聴する程度なので、楽天モバイル のポケットワイファイを契約することで、データ量無制限で月3,000円程度で抑えています。品質としては、ユーチューブ視聴レベルでは全く問題ないです。我が家では楽天ポイントを意識的には貯めていませんが、それでも十分お得ですし、楽天ポイントを意識的に貯めている人は、さらにお得です。

また、これらの固定費の支払いをクレジットカードに集約することで、ただ節約するだけでなく、ポイントという『新たな資産』を生み出すことも可能です。

​エポスカードを使った、固定費を『資産』に変える具体的な戦略については、こちらの記事で詳しく解説しています。

​保険料:専門家の目で『負債』を見極める

​「万が一のため」という感情論で加入しがちな保険。しかし、社会保険労務士の勉強を通して、私は公的な保障が非常に手厚いことを学びました。

​高額療養費制度など、公的な保障でカバーできる部分は多くあります。持病があるなどの特別な事情がなければ、民間の保険は最小限で十分だと私は考えています。

しかし、最適解は人それぞれです。詳しくは、​人事のプロが語る、自分で見つける『人生の保険方程式』を読んで、あなたの最適解を考えてみてください。

​結論:小さな一歩が、未来の資産に変わる

​これらの見直しは、面倒に感じるかもしれません。しかし、一歩踏み出さなかった今日と、一歩踏み出した明日とでは、1年後、5年後の家計に天と地ほどの差が生まれます。

​なぜなら、固定費は、あなたが行動しない間も、静かに毎月あなたの資産を蝕み続けるからです。

​この小さな一歩が、あなたの家計を改善し、未来の資産形成へと繋がります。

固定費の見直しは、お金を増やすための『守り』の戦略です。守りを固めたら、次に『攻め』の戦略として、給料を上げる方法にも目を向けてみましょう。

詳しくは理系パパの給料アップ戦略。給与制度のタイプ別で考える3つの現実的な方法の記事で解説しています。

​さあ、感情に流されるのはやめて、あなたの家計に潜む『負債』を、論理の力で整理し、より豊かな未来を築きましょう。

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