1. 導入:なぜ固定費の見直しが最強の節約術なのか
「節約って、食費を切り詰めることだと思っていませんか?」
もしそう考えているなら、それは間違いです。
日々の変動費(食費など)を抑えるのは大変で、なかなか続きません。しかし、固定費は一度見直せば、その後は何もしなくても節約効果が続く「最強の自動化された節約術」です。
この記事では、私が実践している固定費の削減術を、論理的な3つのステップで解説します。
固定費の見直しは最強の節約術ですが、その前提として自分の家計全体を把握することが重要です。
→ 【最初に読むべき記事】 お金の悩みを論理的に解決する『お金のロジックツリー』
2. 本題:3つの主要な固定費を論理的に見直す
あなたの「理系脳」と「人事労務」の知識を活かして、代表的な固定費を具体的に分析・見直す方法を提示します。
ステップ1:通信費の最適化
携帯料金やインターネット料金を見直しましょう。特に大手キャリアとの契約を見直し、格安SIMへ乗り換えるだけで、毎月の通信費は大きく下がります。
私の場合、携帯は日本通信、Wi-Fiは楽天モバイルで契約しています。その結果、私と妻の携帯料金は月々約3,000円、Wi-Fiも約3,000円ほどに抑えることができています。
ステップ2:保険料の最適化
生命保険や医療保険を、本当に必要な保障だけに絞り込みます。
社会保険労務士の勉強を通して、私は公的な保険制度が非常に手厚いことを理解しました。高額療養費制度など、公的な保障でカバーできる部分は多くあります。持病があるなどの特別な事情がなければ、民間の保険は最小限で十分だと私は考えています。
ステップ3:住居費・光熱費の最適化
住居費や電力料金を見直すことで、大きなインパクトがあります。
住居費(賃貸): 賃貸は資産を生まないのに、継続的にお金がかかるものです。だからこそ、家賃はできるだけ抑えたいところです。私のおすすめは、築年数が古いけれどリフォームされている物件です。内装がきれいな上に、家賃を安く抑えられます。
電力料金: 多くの電力会社から自由に選べますが、私は大手との契約をおすすめしています。 私は以前、新電力の熊本電力と契約していましたが、競争の激化と供給不安定により倒産してしまいました。この経験からも、シンプルで安定した大手との契約が最善だと考えています。現在、わが家は北海道電力と契約しています。
3. 結論:小さな一歩が未来を変える
これらの見直しは「めんどくさい」と感じるかもしれません。しかし、一度やればその効果は一生続く「未来への投資」です。
まずは一つ、今すぐできることから始めてみましょう。この小さな一歩が、あなたの家計を改善し、未来の資産形成へと繋がります。
固定費の見直しは、お金を増やすための「守り」の戦略です。この次に「攻め」の戦略として、給料を上げる方法にも目を向けてみましょう。
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