子供がいたら「車がないと生活できない」と思われるかもしれません。
私自身もそう考えていましたが、都市部に住んでいるからこそ、「マイカーを持たない」という選択が意外にも大きなメリットがあり、デメリットも今のところ工夫して克服しています。
この記事では、地方のライフスタイルとは異なりますが、都市部での生活を例に、未就学児2人を子育て中の我が家が、車無しで生活しているリアルな経験談を共有します。
マイカーの所有費用は年間60万円程度
車は便利な移動手段ですが、そのコストを冷静に計算すると、決して安くないです。
車種や利用状況によって異なりますが、車両本体価格を除いた維持費だけでも、平均して年間約25万〜35万円かかると言われています。
さらに、車両本体代金を耐用年数で割って加えると、新車や中古車の価格帯にもよりますが、おおよそ年間60万円前後のコストが発生します。
その内訳は以下の通りです。
- 自動車税: 軽自動車は10,800円。普通車は排気量に応じて変動。
- 車検費用: 2年ごとに支払う費用で、法定費用と整備費用の合計。
- 自賠責保険料: 義務付けられている保険で、車検時に2年分をまとめて支払います。
- 任意保険料: 保険会社や補償内容で変動しますが、年間5万〜10万円程度。
- 燃料費: 走行距離や燃費で変わりますが、年間5万〜15万円程度。
- 駐車場代: 地域によって大きく異なりますが、月数万円かかることがあります。
- メンテナンス費用: 消耗品の交換や修理など、年間1万〜2万円程度かかると見積もっておきましょう。
マイカーを所有すると、これらの固定費が必ず発生します。
加えて、車に乗る頻度が上がれば、外食やレジャーなどの付随する支出も増える傾向にあります。
この年間60万円というコストを、どう捉えるか。
便利さとコストを天秤にかけて考えました。
体験談│車無しの意外なメリット│デメリットと克服する工夫
メリット
- 節約:
最大のメリットは、年間60万円以上の固定費を削減できることです。このお金を貯蓄や投資に回すことで、資産形成を加速できます。
- 健康:
徒歩や自転車、公共交通機関の利用が増えるため、運動量が増え、健康的になります。
- 子供は車が嫌い:
我が子は、ふたりとも車が嫌いです。独特のシート匂いが嫌いなのと、車酔いするのが厳しいようです。車に乗せると不機嫌になり、長距離運転は地獄のドライブとなります。
- 子供への教育:
車にのらずに自転車や公共交通機関を利用すると、それだけで交通ルールや電車のこと、バスのこと、土地感覚など、教える機会が沢山あります。
デメリットと克服する工夫
- 移動の自由度が低下する:
最大のデメリットは、車があればいつでもどこへでも行けますが、ない場合は公共交通機関やタクシー、カーシェアリングを利用する必要があります。
→車持ちの自由度には勝てませんが、タクシーをガシガシ使うようにしています。実際に利用すると分かりますが、タクシーだけで年間60万円分到達することは、我が家ではなさそうです。タクシーの方が、家族で会話しながら移動できてコスパがいいです。例えば、雨の日の保育園の通園もタクシーを利用します。
- 荷物の運搬が不便:
大きな買い物や荷物の運搬が困難になります。
→大きな荷物は、できるだけネット購入にして、有料でも配送してもらうようにしています。ネット購入が増えて、店舗に買い出しに行く機会が減り、無駄な買い物も減りますし、時間も有効活用できます。
- お出かけが天候に左右される
雨の日は、特に外出が限定されます。
→雨の日は家遊びを充実させることに全力を注いでいます。皆でお菓子作りをしたり、新しい絵本をためておいて読んだり、ボードゲーム、お菓子パーティーなどしています。
節約したお金を教育資金へ回す
年間60万円節約になると書きましたが、タクシーやカーシェアを利用する機会もあるため、丸々60万円貯まるわけではありませんが、節約したお金を教育資金へ回したいと考えて行動しています。
具体的には、少額でも新NISAの積立投資をすることにより、教育資金を準備しています。
我が家は高年収世帯ではないので、このように、できることを工夫しています。
まだ子供が未就学児のため、車を持たない生活ができていますが、小学生になったら、また状況が変わってくるかもしれません。
今のうちに教育資金を貯めておきたいところです。
まとめ
私自身、田舎に住んでいたこともあります。
車を持たない選択は、都市部の中心部付近に住んでいるからこそ考えられる話であり、田舎や、都市部から少し離れた場所に住む人は、さすがに車は必須だと思います。
我が家なりの節約の工夫として、誰かの参考になれば幸いです。
ぜひ、一言コメントください。
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